皆同じような境遇になるものだと感心
久しぶりの休日、「第29回練馬こどもまつり(石神井公園会場)」に娘(小四)を誘うものの、「図書館に行きたい」とフラれ、近くの大泉図書館に赴いた。
実は、先週も「第24回照姫まつり」に誘ったのだがフラれ、ならばと冗談半分に「自衛隊に行くか?」と誘ったところ「行く!」というので、事業仕分けで一躍有名になった陸上自衛隊広報センターを見学した経緯がある。
どうも伺い知れるところ、父親と行動を共にしているところを友達に見られるのが嫌なようであった。私としては、どちらも練馬区の行事として行きたかったが、娘の気持ちも理解し、それはそれでよい機会を得たと感謝して行動した。
お昼過ぎに図書館に着くと例年のように涼しい館内ではなく、汗ばむようだった。カウンターで返却を終え、奥に進むと今度は暗い館内、あらためて(幾度もだが)震災の影響を感じた瞬間でもあった。
今日は、制限一杯の10冊を借りることにし、帰宅するなり一冊の本を手にして読書を楽しんだ。その1冊が、40歳からの読書術
40歳からの読書術―20代は足で読み、30代は頭で読み、40代からは腹で読む (フロムフォーティズ)
- 作者: 島田一男
- 出版社/メーカー: ごま書房
- 発売日: 1991/05/01
- メディア: 単行本
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例えば、P63「孤独のさびしさ、孤独の楽しさ」という段落では、
かりに三十歳近くで子をなしたとすると、大厄の年、つまり四十二歳くらいになると子どもは中学生になっている。・・・・(略)この自己とむきあえる時間、この孤独のときこそ、ひそかな対話が楽しめる時間なのだ。
まさに四十二歳だけにうん、うんと頷きながら、有名大学の名誉教授までになられた方にご理解いただけたという喜びと誰もが同じような境遇に出会うものなのだな、と感心した。
またP100では、扇屋正造氏『読書のすすめ』から
フランスの作家モンテルラン
「人生において、くりかえして読み得る一冊の本をもち得る人は、しあわせな人である。さらにそういう本を何冊かももち得る人は至福の人である」
と同感されている箇所があり、私は一体何冊あるかなと本棚を眺めた。積み重なっていることもあり数えることはしなかったが、それなりにあるように思え安心した。
明日は娘とT・ジョイ大泉でhttp://www.disney.co.jp/pirates/を鑑賞予定。あまり映画を観ることはないが、3D且つ話題作ということもあり楽しみだ。もちろん娘と行けることも。