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わが子を信じることの大切さ・・・

久しぶりのブログへの書き込みになる。最後に書き込んだのが今年の6月のことになるから実に6か月ぶり。その間なぜか書き込む気がまったくしなかった。心にゆとりがなかったのかもしれない。最初の志に立ち返りブログを通じて少しでもお役に立ちたいと思う。早速だが昨日のことを記しておきたい。昨日は不思議な一日であった、というより必然だったように思える日だった。どのようなことかというと数日前に知人からメールで<『Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ』へのお誘いを受けた。「コンサートのチケットが入るのでご家族でどうぞ。それも無料で」というのだ。HPを閲覧するとそうそうたるアーティストが共演するコンサート、チケットは1枚8500円、家族となると計4枚で34000円にもなる。こんな機会はそうそう巡ってくることではない。すぐに妻子に予定を聞くとそれぞれに予定があることがわかり断腸の思いでお断りの返信をした。そんなこともありがっかりした気持ちでいると妻から子供のために申し込みをした練馬区教育委員会主催の講演会に行けることを聞かされた。講演者は、登山家の栗城史多(くりきのぶかず)さんだ。栗城さんのことは前々から知ってはいたが講演を拝聴するのは初めて。植村直己さんや長谷川恒夫さん、メスナーさんなど幾人かのアルピニストの著書を読んできた私からすると栗城さんに対する興味は高かったが、今回の主催者や応募対象者(親子)を考えるとたぶん山や自然の素晴らしさについての話なんだろうと高を括っていたところがあった。定刻になり栗城さんはテントから出てきたような普段着姿で現れ、指には凍傷治療のためガーゼが巻かれていた。ひょうひょうと話し始めるといつの間にか話に引き込まれていった。講演内容の詳細を書き込むことはできないが、私は最後には涙を流すほど感動していたのだ。<講演要約(keyword)>夢を否定しない。言葉の力。頭に決めつけている。精神力。執着しない。苦しみは3つ、?戦っても勝てない?逃げても追いかけてくる?友達になる(そのためにも「ありがとうございます。感謝しています」という)苦しみは振り子、苦しみの反対に喜びがある。学びと成長がある。夢は思うだけでは実現しない、言葉にする。「叶」一日十回、言い過ぎてもいけない「吐」になる。マッキンリー登頂に向かう直前の空港父からの電話「史多を信じているから・・・」夢を否定しない。
ジョンレノンのコンサートに行くことができていればそれはそれで感動したことだっただろう。しかし、栗城さんの講演を拝聴することができたことは神さまが導いてくださったと思えるほど学ぶ機会となった。特に「わが子を信じる」ことがエベレストを登頂することに匹敵するほど困難なことにならないように親として心がけていきたい。