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呼ばれたような気がする・・・

17年前、不慮の事故で亡くなった友がいる。その日以来、友のことを忘れたことはないが、墓参りとなると忙しさにかまけて間が開いてしまった。だったからだろうか、なかなか顔を出さない私に彼は業を煮やし、最近興味を高めている珈琲で呼ばれたような気がする。(珈琲とは、富士珈機社で開催されているカッピングセッションというものだ、カッピングについてはまたの機会にご紹介したいと思う)それにしても友とはいいものだ、亡くなってからもこうして会話ができるからだ。もっとも墓前では顔を出さなかったことをお詫びするばかりだった・・・。近くを流れる川岸では初夏を感じさせる風が吹いていた。